娘の英語育児に便利だったもののひとつに英語のアニメがあります。
子供と一緒にアメリカのアニメを見ていた時に、私にはとても気になることがありました。
それはアニメキャラクターの口の動き!
日本のアニメではあまり見かけない動きをしているのです。
調べてみると、これはリップシンクという技法によるものだとか。
リップシンク(lip sync)とは?
リップシンクとはアニメーションなどで、セリフと口の動きを合わせる技法のことで
アメリカのアニメでは当たり前のように用いられているみたいです。
映像作成と声の収録の順序が、いわゆる日本アニメで取り入れられているアフレコとは違います。
アメリカのアニメではセリフを収録した後で、それに合わせた口の動きをする映像を作るらしいよ!
日本とは逆なんだね!アフレコって、アフターレコーディングの略だもんね。
英語の音に合った口の動きって?
アメリカのアニメでリップシンクしている口の動きは、アフレコ方式の日本のアニメよりも、もっと複雑で種類もたくさんあるように見えます。
”セリフに合った口の動き”と言われても、なに??って感じかもしれませんね。
音声が英語なので、正確に言えば、英語の音に合った口の動きです。
そう、私たちが学生時代、英語の授業の時に習ったあの英語発音の口の使い方です!
Vの音を出すときは下唇を軽く噛んで、ヴと言いましょう!みたいなやつだね
アニメ画像で確認してみよう
娘が子供の頃に見ていたアニメの静止画像で口の形を確認してみましょう。
L や V の口の形は?
「L と TH」や「F と V」
このふたつの口の動きはアニメを見ていてとても分かりやすいです。
まずは"Strawbwrry Shortcake"でチェックしてみましょう!
「L」「TH」は舌が上がり歯の裏にあります
「F」「V」は下唇を噛んでいます
いくつかアニメを確認してみよう
他にも娘が好きだったアニメからいくつかピックアップしてみます。
日本でも大人気の"Spongebob Squarepants"
スポンジボブは大きな口をしているのでとても分かりやすいですね!
写真上は「L と TH」
写真下は「F と V」
official YouTube channel:
犬やクマだってリップシンクしてますよ!
世界中で大人気のキャラクター"Care Bears" ケアベア
official YouTube channel:
アメリカで有名な大きな赤い犬のクリフォード
"Clifford The Big Red Dog"
official YouTube channel:
どうですか?見事ですよね!
こうやって並べてみると、どのアニメも口の形は同じように表現されていています。
他にはどんなものがある?
リップシンクに注目しながらアニメを見てみると、他にも色々な動きがあることがわかります。
「ウー」と発音するときの口の形
「W」や "you" や "do" そして "zoo", "blue", "new" など oo・ue・ewの音では口を尖らせています。
「イー」と発音するときの口の形
"see" や "tea" など ee・eaの音では口が横に広がり歯がしっかり見えています。
組み合わせた動きで見てみると
話すスピードに合わせて口の形もどんどん変わるので、とてもリアル!
スポンジボブで見かけた "different" の場合、ffere 部分の移り変わりは3種類で構成されていました。
リップシンクに注目
リップシンクを取り入れているアニメでは、たくさんの口の形の種類がありますね。
アニメを見るときは是非その辺もチェックしながら見てみて下さい。
特にフォニックスをご存知の方は、口の動きと音のつながりがアニメでも確認できるので、とても面白いと思います。