もらえる奨学金、返さなくていい奨学金などと呼ばれる給付型奨学金。
世間一般に貸与型が奨学金を指すことが多く、給付奨学金を知らないとか、存在を知っていたとしても、自分には縁のないものと思っている方もいらっしゃいます。
今回は給付型奨学金の情報収集や準備、採用されるコツなどについてお話ししていきたいと思います。
待っていても情報は転がってはこない
給付奨学金は、情報の有無で大きく差が出ます。
大学卒業後に給付奨学金の存在を知ったところで、利用することはもちろんできないですし、貸与型奨学金の返済がなくなるわけでもありませんよね。
また、世帯収入などプライベートなキーワードが取り扱われる為か、お友達同士、保護者同士での雑談にあまり上がったりすることがなく、情報が少ないという現状もあるかもしれません。
とにかく、待っていても向こうからやってきてくれるわけではありません。
自分から動かなければ手にすることはできない、欲しいなら自分で動け!ということです。
給付奨学金の情報収集、一番簡単な方法は?
web検索してみたけど、情報が散漫で時間とのコスパが悪く疲れた・・なんてことも多々ある奨学金の情報収集。
実は、いちばん確実で簡単、自分に合う情報が得られるところがあります。
それは自分の在籍している、あるいは在籍予定の大学!
大学のHPには奨学金の情報がたくさん公開されています。大学を通じて申し込むものだけでなく、個人申し込みの奨学金情報もあります。
もしHPに載っていなければ、大学の学生課や奨学課など事務局に問い合わせて、奨学金情報をもらいましょう。
情報収集や準備は早ければ早いほどいい!
先程、在籍予定の大学と言いましたが、そうです、入学前であっても、高校生であっても情報は入手しておくに越したことはないのです。
申し込み時期を把握し、吟味し、準備にしっかりと時間をかけることができる!
これが奨学金を掴み取る可能性を高めてくれることは間違いないのです。
もちろん、大学に入ってからでも応募は可能ですし、大学2年生以降でも応募はできます。
が、やはり大学1年生の春が、募集数が一番多いのも事実です。
奨学生に採用されるコツはあるの?
奨学団体によって採用基準は様々ですが、全てに共通して言える採用されるためのコツが2つあります。
自分に合う奨学金を見つけて応募すること
倍率や金額、採用後の条件など、自分に合う合わないをしっかりと吟味して応募することが大切です。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
また、応募資格に地域や専攻など限定された条件があるものに関しては、応募者の人数は当然少なくなります。
自分が条件に当てはまる奨学金を見つけた場合は、積極的に応募してみましょう。
自己アピール力を磨くこと
提出書類に小論文などが必要であったり、選考時に面接が行われる場合もあります。ここで、どれだけ自分をアピールできるかで、採用の可能性に大きく差が出ます。
特に世帯収入の位置付けが選考基準の柱ではない、そもそも収入基準を設けていない奨学金の場合は、人物像を重要視しています。
どんなに素晴らしい夢や研究をしていたとしても、相手に伝わらなければ意味がありません。
自己表現力や自分自身をプレゼンする力が採用への道につながるのです。
これらは、練習や経験を重ねることでもスキルアップしていけますから、特に自信のない方は準備をしっかりしておくことをおすすめします。
小論文も面接も大学の推薦型入試とポイントやコツは同じです。
応募先はひとつに絞る必要はない!
奨学生採用の可能性を少しでも上げたいなら、たくさんの奨学金に応募することです。
自分に合いそうな奨学金をいくつかピックアップしたら、その全てに応募しましょう!
不採用となってしまう場合もあるのですから、応募先をひとつに絞る必要なんてありません。
また、併給(他団体との重複受給)できる奨学金であれば、採用された奨学金は全て受給できるのです。
あとがき
ここまで色々とお話ししてきたことと矛盾してしまうかもしれませんが、もし応募〆切までにあまり時間がなかったとしても、小論文などに自信がなかったとしても、応募しなければ何も始まりません。
ダメ元でいいんです!どんどん応募しましょう!
貸与型奨学金は最後の手段!
まずは給付型奨学金を探してみよう
貸与型奨学金と同じくらい給付型奨学金のことを世の中に知ってもらいたい!
学生やその家族に給付型奨学金が、自分達の目の前にも存在するものだと知って欲しい!
そんな思いを込めて情報発信しています。
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