経済力と学力は比例すると言われたりしますが、親だけでなく子供自身も親の経済力による教育格差を実感することもあると思います。
今回は、経済力と学力について娘の中学受験から国立大学医学部進学、給付型奨学金獲得までの流れを絡めて書いていこうと思います。
給付型奨学金の詳しい記事はこちら↓
夢を見つけた小学生時代
娘は小学3年生の時、医療ドラマに刺激を受け
お医者さんになりたい!!
と、言い出しました。
子供の頃の夢はコロコロ変わったりもしますが、娘の場合、ここからずっと変わることなく現在につながっています。
中学受験という選択
小学4年生になる時、中学受験という選択肢があること、もしお医者さんになりたいなら、医学部に進まなければならないこと、そしてそれはかなり険しい道であることを伝えました。
更に中学受験をすることによって、大学受験までの6年間に、自分の夢や将来についてゆっくり考えることができるメリットについても話しました。
ここで1回目の経済的な壁
受験校は国公立限定!
私立中学は、経済的に絶対無理なので進学先は国公立のみということも娘には伝えました。
限定した結果、通える範囲の学校は2校のみで偏差値も高い。。
受験した学校は5校
通える学校は2校のみのはずが、受験時期になり
頑張ってきた自分を試したいから、私立も受験させて欲しい!
と娘から懇願されました。
結果は・・・
- 第一志望の国立中学:不合格
- 一応、第二志望の県立中学:補欠繰り上がり合格
- 心の中の第二志望 県内トップクラス私立女子校:不合格
- 中堅の私立女子中学:合格
- イマージョン教育の私立中学:特待生合格
私、4の中学校に行きたいんだけど・・・ダメかな?
ごめん、それは本当に無理なの。。ごめんね
最初から約束していたとはいえ、第一志望に落ちて落胆している娘に、ごめんしか言えない自分が情けなく、娘の気持ちを思うと胸が痛みました。
授業料無料!私立中高一貫校生活のスタート
結局、娘が選んだ学校は、全く興味をもっていなかったイマージョン教育の私立中高一貫校!
特待生のため、中高6年間授業料無料でした。
この特待生合格の裏には、幼い頃からの英語育児が大きく関係しています。その当時は全国的にも数少ない英語受験が導入された学校で、娘の場合はその英語力を買われ特待生合格となったのです。
逆に、英語だけで合格したも同然!特待生クラスの同級生とはかなりの学力差がありました。そんなクラスメートに付いて行こうと、娘は必死で頑張っていました。
私立医大の学費に驚愕
医学部受験となると、全国を視野に考えていかないといけないのですが、私立医大6年間の学費は平均3000万円と異次元の世界です。
目指すはもちろん国公立大学!
2回目の経済的な壁です!
が、母子家庭じゃなくても私立医大の学費は別格ですよね。
原動力は夢に向かう強い思い
国公立大学医学部の偏差値も、娘にとっては異次元です。
が、娘の原動力は夢に向かう強い思いでした。
実現したい夢があるから頑張れてる!
そう娘は言っていました。自ら計画を立て毎日勉強している娘の姿は、6年間途切れることはありませんでした。
ただ、その努力に比例して学力も上がれば苦労することもないのですが、娘にとってはなかなか伸びない教科もあり、学校や塾の先生にはたくさん助けて頂きました。
塾に通うことができたのは中高の学費が無料だったおかげです!
まずは学校推薦型入試(旧推薦入試)から
国公立大学限定の受験となるため、1回でも多く受験チャンスを得たいと、学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)を中学の時から視野に入れていました。
ただし、娘の希望で医師になってから縛りが発生する地域枠推薦は対象外!
選抜入試で必要となる評定平均は、どこの大学を選んだとしても引っかかることのないよう目標を4.7としていました。
更に、自分の武器である英語を活かした受験を考えていたため、課外活動は全て国際交流や英語にフォーカスして取り組みました。
これら全てを引っ提げて、一般的な分類では難関クラスとされる国立大学の医学部医学科の推薦入試に挑んだのです。
E判定からの奇跡
推薦入試に挑戦した結果、模試ではずっとE判定だった大学にまさかの合格!
一生分の運を使った気がするww
なんとたった一回の受験で、あっさりと進学先が決まりました。
コツコツと頑張ってきた娘が、ついに夢への第一歩となるスタート地点に立つことができたのです。親子共に号泣でした。
進学先の次は経済面をなんとかしなくては!
進学先は国立大学に決まったものの、家を出て一人暮らしをすることになります。
医学科は6年制!
それだけでも学費は嵩むのですが、それよりも大変なのが生活費の工面です。一般的には生活費の仕送りは10万円とも言われていて、我が家にとってはかなり厳しい額です。
早急に解決しなくてはいけない大きな問題!!
3回目の経済的な壁です
日本学生支援機構の貸与型奨学金を満額利用したとしても、足りないことは十分認識していたため、給付型奨学金についても早くから調べていました。
※2019年度入学は日本学生支援機構の給付奨学金制度の拡大前のため条件的に対象外でした
ダメ元でも給付型奨学金には応募すべき!
受験勉強が終わると同時に、高校在学中に応募できる給付型奨学金へ申し込みました。2つ応募した内のひとつに採用され、この時点で学費の心配はなくなりました。
更に、大学入学後、併給可能な給付奨学金に応募し、2団体の奨学生に採用されました。
これにより、生活費の心配もなくなり、現在も授業料を含む学生生活にかかる全ての費用を給付奨学金のみで賄えています。
返済不要の給付型奨学金は強い味方!
日本学生支援機構の給付奨学金以外にも、公益法人の奨学金団体はたくさんあります。
ダメ元でも申し込まなきゃ始まりません。
貸与型奨学金は最後の手段!
まずは給付型奨学金を探してみましょう
貸与型奨学金についても記事にしていますので、上の記事リンクからぜひ読んでみていただければと思います。
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